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資格取得の時代
[PR] 2024.05.04 13:34
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兵庫県内の企業や事業所の約五割が二〇〇八年春の高卒者採用に消極的なことが十一日、神戸新聞社の調査で分かったが、高校関係者は「選択できる職種も狭まる傾向にある」と指摘。「仕事の中身と学生の希望にミスマッチが生じている」(県教育委員会)ともしている。

 兵庫労働局によると、県内の高校新卒者の求人倍率(求人が出始める七月末の集計)は〇三年から増加を続け、昨年は八年ぶりに一倍を超えた。

 しかし、県教委高校教育課は「採用人数は改善しているが、高校生が求める職種と会社側が示す仕事内容とのギャップが依然大きい」と指摘。同課などによると、女子生徒を中心に人気の高い「事務」「販売」の求人が特に少なく、進学や他職種への転換を余儀なくされているという。

 調査では、四十七社が今春実績と来春の採用計画とも「ゼロ」と回答。また、採用見送りや人数減の理由を「大卒者を増やすため」とした企業が三割を占めた。高校関係者は「企業も新人教育をする余裕がなく、専門知識を学んだ大卒者や中途採用者に押されてしまう」とみている。

 このため、高校側は、簿記や英語検定などの資格取得を重視。検定試験前の指導が深夜に及ぶ学校もある。難関の商業検定一級を取る生徒も年々増加。企業側も「資格を持っていることに就職への熱意が表れる」(金融機関)と資格取得を評価の大きな要素としている。

 高校側は「離職率を抑えるためにも『働くこと』をイメージさせたい」と在学中の就業体験を企業に要望。ただ、県立高校進路指導研究会で〇六年度の会長を務めた田畑勝茂・神戸商業高校校長によると、受け入れ先が限られており、同校でも体験できるのは就職希望者の五割ほどという。

 田畑校長は「高校生は社会での実体験が少ない上、同じ企業でも職種はさまざま。多くの会社が高校生の就業体験を受け入れてほしい」としている。
出典:神戸新聞ニュース


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